私たち日本人が飛騨高山の合掌造りや京都の町家に接したとき、
まだ一度も暮らしたことのない古い民家にも関わらず、
そこには、そこはかとない懐かしさや安らぎを感じる。
これは時間の経過の中で整理され完成されてきたものだけがもつ
強さや美しさを、無意識のうちに感じるからではないか。
不思議なことにシェークスピア劇の舞台である中世イギリスの古民家や、
ピノキオに登場するイタリアの職人たちが暮らす町家に入ったときも、
同じような懐かしさや心にしみる力強さを感じるのである。
これは、DNAに織り込まれた人が本能的に持つ奥深いバランス感覚と、
永遠なものへの渇望、美しいモノへの衝動、木材のもつ温もりへの欲求、
自然な材料だけが発するリズムや安らぎを感じ取るからではないか。
むきだしの梁や柱から感じ取る美しいリズム感や力強い安心感は、
伝統性に対する根強い支持であり、私たちひとりひとりの中に
民家の系譜に対する共鳴として生き続けてきたものであろう。
太平洋戦争後の絶望的な住宅不足の中で、新建材や化学製品に囲まれた生活を
長く続けてきたわれわれ日本人が、やっと豊かになり、ゆったりとした時間の
中で改めて気が付いたのが、自然なものと暮らすことへの共鳴であり、
日本の伝統への憧憬である。
まだ間に合う、本当に豊かな人生をもう一度考え、生き直すことができる。
もっと自然に、もっと安らかに、もっと美しく人生をもう一度生きなおす
ことができる家、それが「地球民家」である。
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こだわりの家づくり::地球民家 | 17:50 | comments (x) | trackback (x) |